顔の印象を大きく左右し、アイメイクで欠かせないポイントが「まつげ」。まつげを上げるだけで表情が明るく、目が大きく見えますよね。それは、人はまつげの先端までを目と認識するからだそうです。そんな嬉しすぎる効果、最大限に活かすしかないですよね!
そこで今回は普段なんとなく使っているビューラーの基本的な使い方から、自分に合った選び方、お手入れ方法、今すぐ使えるまつげカールのコツまで、まつげの老舗が全部教えちゃいます。
ズバリ、ゴムでまつげを挟んでカールUPさせるツール=〝ビューラー〟です。
ビューラーを上手に使いこなすと、まつげがカールされて上を向き、目をぱっちり
大きく見せることができます。
でもここで1つ注意点が!「ビューラーはどれも同じでしょ?」と思っていませんか?
一般的にビューラーはいくつかのタイプに分けることができ、それぞれに特徴があるのです。
ここでは、ビューラーの種類を知って上手に選べるコツをご紹介します!
では、自分に合うビューラーはどこで判断すればよいのでしょう?
それには2つのポイントがあります!
使った時に、目頭から目尻までのまつげがキレイにカールできていることが目安です!
まぶたを挟んでしまったり、まつげ全体がきちんと上がっていない場合は、自分の目に形が合っていないサインです。ぜひ覚えておいて!
〈目幅〉
ビューラーは、目頭から目尻まで全てのまつげを根元からカールするのがベスト。だから、目の形にフィットするものを選びたいものです。
日本人女性の平均的な目の大きさは、縦が10mm、横が30mmと言われています。ビューラーは一般的に33mm~39mmくらいで展開されているので、自分の目幅に合わせて選びます。
〈丸み〉
目の丸みには、R(アール)という単位があります。日本人の平均は20R前後で、ビューラーは、18R~20Rくらいのものが販売されています。数が小さいほどカーブはきつく、大きいほどカーブは緩やかになります。
縦に大きい目やホリの深い顔立ち、眼球が丸く出ているタイプの目は、比較的カーブがきついものが合い、まぶたが厚めの目や切れ長の目は、比較的緩やかなカーブが合いやすい傾向にあります。
普段使用しているビューラーがある人は、まつげを挟んだ時に、目頭から目尻まで綺麗にまつげ全体をキャッチできているか確認してみてください。目頭と目尻は挟めるけれど真ん中はうまく挟めないという人は、今使っているビューラーよりもカーブが浅いものを使用するのがおすすめです。逆に、真ん中は挟めるけれど目頭、目尻がうまく挟めないという人は今よりもカーブが深いものを使用してみてください。
目元はそれぞれ違い1mmの幅の違いや微妙なカーブの違いでフィット感が大きく違ってしまうため、選び方を参考にセレクトしたものを実際に試すのがおススメです。まずは改めて自分の目幅やまぶたの丸みをチェックしてくださいね!
ビューラーは様々な種類で分けることができます。
金属やプラスチック製でできていて、指を入れるハンドルがついています。ゴムでまつげを挟んでカールをすることができます。目幅やまぶたの丸みに合わせてサイズ展開されています。
スプリングが、カールをする手の動きをアシストするため、軽い力でまつげをカールをすることができます。まつげに不必要に強い力がかからないため、負担が少ないです。
熱を利用してまつげにクセをつけ、カールをします。熱を加えることで、カールを長時間キープできます。
まぶたに当てるフレーム部分が立体的になっているものや、フレームの両脇に支柱がないエッジフリータイプなど、新しい工夫がされたものも出ています。
目幅と目の丸み、目を開けたアイラインの3点に3Dで合うようにつくったフレームで、まぶたに吸いつくようにフィットします。
目頭や目尻などの上げにくい部分もカールできます。また、黒目を特に強調するために、
中央だけを部分用のビューラーで上げるなど、アクセントづけに使うこともできます。
自分の目の形や用途に合わせたビューラー選びをしましょう!
ビューラーのそれぞれのパーツの呼び方と、役割をご紹介します。
・フレーム:まぶたに当ててまつげをキャッチするパーツ。幅や丸みの形はそれぞれですが、ビューラーでもっともポイントになるパーツです。
・支柱:フレームの両脇についている2本の柱。フレームとハンドルをつないで固定しています。
・ハンドル:持ち手。中指と親指で支えるのが基本です。安定感を出すために金属が2重になっているものや、プラスチック、ラバーなどでカバーをしているものなどもあります。
では次に、基本的なビューラーの使い方を見ていきましょう。
<使い方>
●まつげの根元に当てる
軽くあごを上げます。こうすることで目が伏せ目の状態になり、アイラインが平たくなり、ビューラーのフチと合わせやすくなります。まつげの根元にビューラーのフレームを当てます。アイラインとフレームのフチが合わず、まぶたを挟みそうな場合は、反対の手で軽くまぶたを持ち上げて合わせます。
●3段階でまつげをカール!
軽く上げたあごを少しずつ下げるようにしながら、まつげの根元、中央、毛先に向かって少しずつビューラーをずらしながらカールしていきましょう。1カ所につき挟んだら約5秒キープしてずらすのがポイント! この時、強く力を入れる必要はありません。ついまつげをしっかり上げたくて、力を込めて握りがちですが、まつげに過度に負担がかかると、切れ毛や抜け毛の原因になるので、注意しましょう。ビューラーをずらすときは、手首だけを動かすのではなく、肘まで連動して上げるように動かすと力が入りすぎず、上手にカールUPできます!
●下まつげにも
ビューラーは下まつげにも使用することができます。まず、向きを逆さにして、下まぶたを下に引っ張りまつげをやさしく挟み、上まつげと同様2、3回に分けて根元から毛先に向けてすべらせます。下まつげには、部分用のビューラーで、支柱がないタイプを使うのがおすすめです。小回りがきき、細く短い下まつげもしっかりカールすることができます。下まつげがまっすぐ生えている人は、毛先を下方向に広げることで目を一回り大きく、また顔の縦幅を小さく見せてくれます。さらにマスカラを塗ることで、目の印象が格段にアップします!
ビューラーは一度使ったら、除菌タイプのウェットティッシュでひとふきしておくと、目に雑菌が入りにくく、衛生的に使えます。まぶたに当てるフレームの部分に汚れがつくと、汚れにまつげが絡まってしまい、そのままカールをすると切れてしまうことも。常にキレイな状態にしておきたいですね。
ビューラーの買いかえ時? もう5年も使っている! 買いかえたことなんてない! という人もいるかもしれません。でも、ビューラーって実は消耗品なんです。ずっときちんとした効果を出すためには、ゴムは2~3カ月に一度は変えるのがおススメ。下ろしたての使い心地をキープすることができます。
支柱がグラグラしたり、上手くカールがつかなくなってきたら、それはビューラー本体の買い換えどきの合図です。通常毎日使って、2年程度使えるので、目安にしてください。
●おススメはコチラ!
フレームは、日本女性のまぶたのカーブを徹底的に調査してつくられていて、まぶたに吸いつくようにぴったりフィット。
目頭から目尻までのまつげを根元から全部キャッチして、くるんとカールすることができます。しかも、ただ上にカールするのではなくまつげを根元からしっかり挟むことができるため、美しい扇状に開いたセパレートまつげに仕上げられる逸品。横幅も縦幅も広い大きな目に見せることができます。
支柱がまぶたに当たらないように工夫されているので、挟む心配もありません。
Q.一重でまつげが下がっていてつかめない!
A.一度で上げようとせず、部分用のビューラーを使って、2~3箇所に分けて上げてみて! また一重の場合は、まつげの根元が挟みにくいことがあるので、まぶたを片方の手で持ち上げながら、ビューラーで挟むと根元からカールしやすくなりますよ。
Q.カールが下がってきちゃう…
A.実は根元から適度な力でまつげカールすることができていれば、カールはほとんど落ちません。まずはビューラーが合っているか一度チェックしてみてください!どうしても下がってきてしまう場合は、ホットビューラーを使うのも◎! ビューラーでカールをしてからマスカラを塗り、最後にホットビューラーで固めるようなイメージです。ただ、ホットビューラーと相性の悪いマスカラもあるので注意!
また、お湯で落ちるフィルムタイプを使っている人は、カールキープタイプのオイルタイプマスカラを使ってみて。カールが落ちやすい人は1日中キープが残念ながら難しいので、1回くらいはカールをし直すつもりで!マスカラ下地でもカールキープタイプのものがあるので試してみてください。
*さらに詳しいまつげカールアップのプロセスはコチラ
Q.まつげが垂直になってキレイじゃない!
A.ビューラーで、根元、中央、毛先と3段階に分けて挟んでいくと、自然なカーブを描いたキレイなカールになります。このときビューラーを持つ手の使い方がポイント!手首だけで上げていくのではなく、肘まで使って最後は肘が上を向くくらい大きく上げてください。また、まつげに過度な力がかかりすぎるのも、角度がつきすぎてしまう一因。まつげのカールに最適な力がかかるように設計された、ストッパーつきのカービングアイラッシュカーラーがおススメです。
Q.奥二重でカールをするとまつげがまぶたに張り付いてしまう…
A.ビューラーの形が合っていないのかもしれません。フレームのカーブが緩やかなものを選ぶと奥二重の人に合った自然なカールができます。また、根元を強くカールしすぎるとまぶたに張り付きがちに! 根元は軽く挟み、毛先をしっかりとカールしましょう。
Q.ビューラーとカーラーって違うものですか?
A.いいえ、呼び方が異なるだけで同じものです! 一般名称としては「アイラッシュカーラー」です。
直毛まつげに悩み続け、研究すること数年が経過。。。試行錯誤の末ようやく辿り着いた、まつげカールアップのプロセスを伝授しちゃいます!
○ベースメイクを終えた状態からスタートします!
1.ベースメイクを終えてすぐにアイメイクに移らずに、少し時間を置きます。これは、目周りがなるべく乾いた状態でまつげを上げられるようにするためです。まつげのカールに水分は大敵!この間にチークやアイブロウなど、他のパーツのメイクを仕上げていきます。
2.アイシャドウを使う場合、パウダータイプのものを使用します。クリームアイシャドウは、油分が多くまつげのカールが下がってくる原因になるため、使用する場合はなるべく薄く塗り上からパウダーアイシャドウを重ねることをおすすめします!
3.ビューラーをドライヤーであたためます。まつげが上がりにくい両端部分は特にしっかりと加熱します。このとき、まぶたの火傷を防止するため必ず一度フレーム部分を手で掴んで、温度を確認してから使用します。
4.まつげをカールします。まぶたを持ち上げ、まつげを根元から挟み先端に向けて10回くらいに分けてすべらせるようにカールさせます。根元は特にしっかりと!後でマスカラを使用したり、時間の経過でまつげが下がって来てしまうことを考え、ここでは少しやりすぎかな?というくらいカールさせます。横から見て端のまつげまでしっかりと上がっていることを確認します。
5.カール力のあるマスカラを塗ります。お湯で落ちるタイプではなく、ウォータープルーフのクレンジングが必要なタイプのマスカラを。下から鏡をあてまつげを根元からぐっと持ち上げるように、毛先に向けて伸びるようなイメージで塗布します。
6.完全にマスカラ液が乾き、まつげのカールが固定されるのを待って、リキッドアイライナーを引きます。リキッドアイライナーは成分が液体なので、引くタイミングが早すぎるとまつげのカールが下がる原因になってしまいます。
7.最後に、ホットビューラーを使います。ここまででまつげがしっかりカールアップしていればこの過程は省いてOK!ホットビューラーはまつげを挟むビューラータイプだとマスカラが取れてしまうので、片面ヒータータイプがおすすめです。ぐっとまつげを持ち上げるようにすべらせ、マスカラのダマをOFFしながらまつげのバラつきや角度を調整します。
8.くるりんカールアップまつげの完成です。汗をかく日や、雨の日でも一日中綺麗なまつげをキープできちゃいます!
※仕上がりには個人差があります。
大きくぱっちりとした目元を叶えたいなら、自分の目の大きさと形を知って、自分に合ったビューラーを選ぶことが大切! メンテナンスや買いかえ時に気をつけて、いつでも美まつげ♡を目指しましょう!
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