メイクの基本だけど、実はよくわからず、一番悩んでいるのも眉毛!
たくさんある眉メイクのアイテムの特徴や使い分けのポイント、
眉の描き方の基本から注意点まで…
一気に解説します!
監修:東山崎良美(ヘアメイクアップアーティスト)
眉メイクする前に、余分な毛はカットして整えておきましょう。
まず、アイブロウブラシで眉毛の流れを整えたら、眉上と眉間の不要な産毛を抜きます。
基本的な形は、小鼻と目尻をつなげた線の延長線が眉尻の位置にくると理想的です。
眉山は黒目のやや外側にします。これを目安にアウトラインを引き、ラインからはみ出した余分な長い毛をカットしましょう
次に、眉下の不要な毛を毛抜きで抜いてください。
眉毛の量が多い人は、毛の流れに合わせて眉コームをあてて、コームからはみ出した余分な毛にハサミを入れて、1本ずつカットしながら量を整えておきましょう。
アイブロウペンシルには、えんぴつ型のタイプと、芯をくり出して使うくり出しタイプがあります。
えんぴつ型タイプは、芯が比較的やわらかいため、ソフトな使用感でぼかしやすく、ナチュラルに仕上がります。
くり出しタイプは、ペンシルタイプに比べて、芯が柔らかいので、色が密着しやすいため、しっかりと発色し、きりっとした立体的な印象に仕上がります。
アイブロウペンシルは部分的なすき間を埋めたり、目尻や輪郭などのシャープなラインを描くのに最適なアイテムです。
また、アイブロウペンシルを使って眉を描く時は、力を入れすぎないことが大切。力を入れすぎると、濃く、不自然な眉になったり、芯が折れる場合もあるので、やさしく毛の1本1本を描き足していくように丁寧に描いていきましょう。
アイブロウパウダーはアイシャドウのような粉状で、ブラシを使って眉を描いていきます。
パウダー状なので、ナチュラルでふんわりとした自然な仕上がりになります。
まばらな眉毛を埋めて均一に整えるのにも使いやすいアイテムです。使い方は、眉山から眉尻に向かってパウダーをのせていき、次に眉中のすき間を埋めるようにのせて、最後に眉頭にのせるように描きます。
眉頭は濃くなりすぎると不自然になりますので要注意。
薄く重ねてのせるようにするとバランスがとれ自然な仕上がりになります。
リキッドアイブロウは、液状の筆ペンタイプになっているものです。
ペンシルタイプやパウダータイプに比べて濃く発色し、長時間落ちにくいのが特徴です。スポーツ時や夏場の汗をかきやすいシーンにおススメです。
軽めのタッチで毛を1本1本丁寧に描き足していくように描いていくと自然に仕上がります。
リキッドアイブロウは液状なので、ペンシルを寝かせて描くと、ベタッと墨で書いたように不自然な濃い眉になるので、なるべくペンシルを立てて描いていきましょう。
アイブロウマスカラは、眉毛に塗るマスカラのことです。
眉メイクの仕上げに使うアイテムで、眉に立体感が出て洗練度がぐんとアップします。
アイブロウマスカラを使って髪の毛と眉毛の色を合わせると、顔全体のバランスが良くなり、統一感も生まれます。簡単に眉毛の色味で印象を変えることができます。
アイブロウマスカラは、先にアイブロウペンシルやアイブロウパウダーで眉を描いた後に、使っていきます。
塗り方は、まず、眉尻から眉頭方向へ毛流に逆らって塗ります。
次に、眉頭から眉尻まで毛流にそって塗って仕上げてください。こうすることで眉毛の根元にマスカラをしっかりつけられ、眉毛の立ち上がりにふんわりとした立体感が出ます。
塗る時は、マスカラ液がベッタリと付かないように、余分な液はティッシュオフしてから使うとキレイに仕上がります。
眉毛部分に油分があると、すべって上手く描けず、ヨレの原因にもなるため、軽くフェイスパウダーをのせおきます。こうすることで、その後に使うアイテムののりが良くなり、キレイに発色します。
眉毛メイクをする時は、顔全体のバランスが大切!小さい鏡を使わずに、顔全体が見える、大きめの鏡を使って描きましょう。
基本的な形は、小鼻と目尻をつなげた線の延長線が眉尻の位置にくると理想的です。ここでは、眉頭の位置より眉尻の位置を下げないのがポイント!眉頭の位置より眉尻の位置が下がると、困った顔の表情に見えて、顔全体のバランスもとりにくいので、気をつけてください。
眉山は眉の一番高いところのことですが、黒目の外側から描くと、ナチュ眉に仕上がります。眉頭は目頭から真っ直ぐ上がったところが理想的な位置です。
眉が与える印象としては、太めや短めの直線的な眉は若々しくて、キリっとした感じや元気な感じの印象になり、逆に細くて長めの曲線的な眉だと大人っぽくて女性らしい印象になります。
また、両眉の間隔を少し広めにすると、やわらかく、優しい印象になり、両眉の間隔を少し狭めにすると、きりっとしたシャープな印象になります。
眉毛は形次第で顔全体の印象を大きく変える重要なパーツです!
だからこそ、眉メイクのワザをきわめて、自分に合ったアイブロウメイクを目指しましょう!
顔の印象の70~80%は眉で決まる!と言われるほど、重要な眉メイク!
眉毛は顔のパーツの中でも、唯一形を自由に変えられる部分です。
顔の印象も眉メイクでガラリと変えることができるため、ファッションと同じように変化を楽しめ、流行も取り入れやすく、トレンドも変わりやすいのです。
“眉メイクの変遷”
↓↓
1990年は、コギャルメイクが流行り、細いアーチ型の眉毛がトレンドでした。
2000年になると、ナチュラルな眉メイクがトレンドとなり、アイブロウマスカラを使って、明るめの眉にしていくのが人気でした。
その後、2010年頃になると、自然な太めの眉メイクが流行りはじめ、すっぴん風メイクがブームとなりました。
2014年からは、ナチュラルで優しい印象の平行なストレート眉メイクが主流になってきました。
形やアイテム、バリエーションの多い眉メイク。
基本をおさえて自分に合ったアイブロウメイクを楽しんでください☆
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